イラストがとても魅力的で、ページをめくっていくのが楽しかったです。
大事に大事に育てたリンゴの木、小さな実がなった時、ただそれだけで「ほんとにすばらしいまいにち」と感じられるワルターが微笑ましくて、案外人の幸せってそういうところにあるんだよな〜と思いました。逆にうまくいかなくなった時は、「ほんとになさけないまいにち」になってしまって気の毒になりました。
お話の内容はおばけリンゴがメインであるけど、竜が出てきり秘密警察が出てきたり、ひとつのお話の中に盛沢山の出来事があらわれます。一冊でいろいろな角度から楽しめるお話だと思います。