真っ赤な表紙が印象的だったのでしょうか
娘が自ら「これ」と選んだ一冊です。
読んでみると私のほうがはまりました。
主人公のベニーが表情豊かで魅力的なこと!!
怒ってばかりのお母さんから逃れて家出を決行なんて
子供の頃自分もやったなぁなんて思い出しました。
そして幼い頃の私と同じく、一周回って結局家に帰るのですが、
その道中が私の家出とは違ってハラハラさせられます。
特に私のお気に入りは、ぬいぐるみのぶぅちゃんを忘れてきたことに気づくシーンの
小さい目をまん丸に見開くシーン。
もうこっちの心臓まで「ドキッ」と音を立てたみたいな顔は、
小さい頃「物をなくしたかもしれない」という場面での
なんともいえない心細さ(悲しい・怒られる・見つかってほしい等々入り混じったあの感じ・・・)
心境を思い起こさせます。