一気に家族が増えたバーバパパ。
以前住んでいた家は狭すぎ、とうとう壊れてしまいます。
空き家をみつけてみんなで改装。やった!と思いきや、取り壊されて団地が建ちます。
バーバパパを始め、男性はたまご形、ママや女の子はマトリューシカのような形が基本で変幻自在の彼らに、真四角な団地は向きません。
団地を出て放浪しているうちにとてもいい場所を見つけます。こうなったら自分たちにぴったりの家を建てよう!とみんなで協力して家を造ります。
フランスものらしい、鮮やかな色彩が楽しい一冊。子供たちの個性が表れてきてユニークです。
このお話で、家族はそれぞれ自分の部屋を持ちます。おなじみの断面図でみんなの部屋が一望できますが、一目でその子供の得意とすることがわかります。
家を造ることの大変さと楽しさ、みんなで協力して目的を達するこころ、そして、家を守るということ。。
家族の基本的な姿が描かれていると思います。