休みの日にはゴロゴロしてテレビばかり見ているお父さん。それでもお母さんに立ててもらえるお父さん。
こういうお父さん像を見ると正直私はほっとします。
そんなお父さんが息子にせがまれて、臨月のお母さんを置いてさんぽにでかけます。
僕の期待したさんぽではなくお父さんは好き勝手、恥ずかしい思いをしたりするのですが、物わかりのいいお父さんよりよっぽど人間味を感じる私です。
さて、そんなお父さんがさんぽの途中でけがをしているおじいさんに出会って、大奮闘。
僕はそれを見てお父さんを見直すのですが、この展開もうれしい。
臨月のお母さんを待たせてしまっているお父さんが少々気がかりなのですが…。
読んでいて自分が妙に満足した本でした。
この作品を書いた梅田夫妻。
梅田さん夫婦が書いた作品、親子で書いた作品を見ると、こんな家庭でありたいと思ったりもしてしまいました。