『13歳のハローワーク』7年ぶりの改訂版。
旧版と同様、「何に興味があるか」から職業を分類・紹介している。
たくさんの職が掲載されているが、それぞれは概要紹介のみであり、「どうしたらなれるか」ではないので注意。
世の中にどんな職があるかを知りたい場合に向いている。
それ以上については、個々の「なるには」ブック等を参照のこと。
また、項目によっては「そんな説明でいいの?」と思うようなものもあるので他の資料と併せての利用がおすすめ。
(少なくとも自分の職業の項目は、それが本質ではないのに…と感じる紹介だった。)
分類と紹介の文は面白く、読み物しても楽しめる。
特に、間に挟まれる村上龍や各分野の専門家によるエッセイは、それだけでも読む価値がある。
ただし、文章は硬め。難しい熟語も多い上にフリガナはない。
現実の13歳がどれだけ読めるかは疑問。
実は大人用の本なのかもしれない。