卵から産まれた赤ちゃんの恐竜は初めて会った自分とは異なる恐竜を「お父さん」と思い込み、よく懐いて健気に成長していく姿がとてもほほえましく思えました。
赤ちゃんが「ウマソウ」というネーミングもおかしくて、初めて読んだときに爆笑してしまいました。そしてユーモアも併せ持つ作品だなと感じました。
最後は本物の親子がめぐり合えたのは良かったですが、ちょっぴりせつなさも残り、涙が出そうになりました。
以前宮西氏の講演をお聞きしたときに、この作品は宮西氏の実のお父様(故人)が特に好きな絵本だったとお話しされていましたが、親子の絆を感じさせるこの絵本はお勧めです。