飼い猫になった元野良猫と、マルくんのお話です。
いじめっこのキヨシ君にマル君がいじめられていた時、野良猫がキヨシ君に飛びかかって助けてくれました。「強い猫」が気に入ってマル君は猫を連れ帰り、ドロンコと名付けて飼う事にします。
ドロンコは強いけど、マル君と遊ぶ時は最後に倒される敵役をしてくれる、いい友達。でも、ドロンコは野良の時間が長かったので病気を持っていました。腰が立たない、動けない。マル君にオシッコの始末をさせる事に引け目を感じて、ドロンコは野良猫に戻る決意をします。
一緒に寝たいけれど、最初は恐くてマル君の近くで眠れない。猫のくせに、水が好き。
猫好きがクスッと笑いそうな面もあり、実体験に基づいたお話だろうなあと思います。
野良を飼う事になった方、ペットが病気になった方に読んで欲しいです。
惜しいのは、最後までドロンコの顔がかわいくないこと。表紙の絵も、タヌキかネコか分かりませんでした。
最初は泥んこでも洗ってフワフワになってかわいい感じが出る方が良かったです。色目は汚いままでも、洗うと目ヤニが取れたりして、スッキリ。顔つきも変わってくるし、かわいい感じになってくるはず。
なので星3つにしました。