息子が図書館で見つけた絵本です。
「ふねがきた!」のタイトルどおり、1艘のフェリーが港にやってきます。
いろんな荷物・人・車、さまざまなものを運んできた船。
今度はカラになった船の中に、いろんな荷物・人・車、
さまざまなものを乗せて、また出港!
たったそれだけのことを淡々と表現されている絵本ですが、
船がやってきた時の港のにぎわい方、嬉しそうな子供たち、
船が来るのを待っていた人達、港で働く人の姿、そういうところを
見ているだけで、この船がどれだけ大事な物を運び、大事な役割を
担っているのかというところまで感じられ、説明文は無いけれど、
絵だけで子供でも大人でも、何かしら感じることができる内容に
なっていると思います。やんわりとした細い線で描かれている絵も良かったです。
この船には、モデルになった船があるということで、
とても興味深かったです。
【事務局注:このレビューは、「ふねが きた!」ちいさなかがくのとも 2005年11月号 に寄せられたものです。】