バリ島のとても美しい棚田の写真絵本です。
本文中にも出てきますが、バリ島は気温が高いので稲作が年中行われ、稲を植えた田と収穫された田が隣接していることがあるのが、秋にしか収穫風景を見ない日本の私にとっては不思議な光景でした。
バリ島の人たちは、一日に三回神に感謝するなど、神様の存在がとても身近だし、今ある生活をとても感謝していることがわかりました。
こんな風な敬虔な気持ちを私は日々持てていたのかと、パリ島の人々の心の豊かさが羨ましくもありました。
耕運機ではなく牛が田を耕し、収穫後の米の残りつぶをアヒルが拾い、その糞が田を豊かにするなど、循環型農業が今なお続けられている様子。
人と棚田、動物、神様がとても密接でゆったりとした生活が感じられました。
写真もとても美しくて見ていると癒されます。