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約束 「無言館」への坂をのぼって」 はしのさんの声

約束 「無言館」への坂をのぼって 作:窪島 誠一郎
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2010年06月
ISBN:9784752005025
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 5
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  • 生命(いのち)は失われてしまった……が

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子15歳、女の子13歳

    戦争は、人の夢や希望までも失わせてしまう。
    戦争は、絵を描くことが好きで好きで、絵を愛してやまなかった画学生の命も奪ってしまった。

    しかし、彼らの絵には夢と希望がつまっていた。
    そんな絵を求めて、作者は画学生の遺族を訪ねる旅に出る。
    そうやって集めた絵を展示するために作られた美術館が「無言館」だ。

    余計なものを省き、和紙に水彩で描かれた絵の一枚一枚が、文章と一体となって読み手に問いかける。
    全体的に色調は暗いが、最後のページは希望に満ち溢れ、いつまでも、こんなのどかな風景であってほしいと願ってしまう。

    作者はあとがきで、読者に約束してもらいたいことをいくつか記している。
    「二度と戦争を起こさないこと」
    「自分の生命(いのち)、他者(ひと)の生命、生命あるすべてのものを大切にして生きてゆくこと」
    そうしなければ、この絵本の最後のページは、暗いものになってしまうだろう。

    作者との約束を守るためにも、「無言館」に出かけてみたいと思う。

    小学高学年から中学生に読んで欲しい一冊です。

    投稿日:2010/10/01

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