チャッピは、3人の家族と一緒に暮らしています。
でも、家族のみんなは、忙しくなりチャッピのことをかまってくれなくなります。
悲しくなったチャッピイは、ある日自分の居場所を探しに出かけます。
いろいろな所をさまよいますが、なかなか居心地のよい場所は見つかりません。再びさまようチャッピイは、もとの家族に探し当てられます。今度はみんなが大事にしてくれます。
繊細なタッチの絵が、静かで広がりのある世界を感じさせます。また、チャッピイの悲しさ、うれしさを連想させます。
自分の居場所があることの、幸せを改めて感じられます。
「忙しい」ということを理由に、自分の家族に、愛情をかけることをないがしろにしていないか、自分を振り返るきっかけにもなりました。