3歳4ヶ月の息子に読んでやりました。どんぐりが大好きな息子には表紙をみただけで読んでーとせがまれました。
どんぐりの帽子をうる帽子屋さんですが、普通の帽子だとひとつ持っていれば充分とみんな帽子を買ってくれません。そこでとなりまちに店を移動させ開店したところ、お客さんはどんぐりでないせいかよけいに帽子を買ってくれないのです。そんな味気ない帽子なんて興味をもてないと。そこで身近にあるもので帽子を飾ったりして、オリジナリティーあふれるステキな帽子がたくさん出来上がりました。お客さんもそれならとたくさん買ってくれます。この経験を元にどんぐりむらに戻って新しい帽子を販売するというお話です。
客観的に観るとビジネス拡大のネタと言えそうですが、子どもにはどうやって色々な工夫をすることができるか、そうおおげさなことでなくても身近なものやアイディアで形を変えたり、新しいものが作れるかという発想の転換を促す本だなと思いました。目に映るものだけでなく、いろいろな工夫をすることができる柔軟な発想を起こす脳トレといってもよいのではないでしょうか。