ひがしちからさんの絵本は、子ども目線の絵の表現が、やはり素晴らしいなと思いました。
「えんふねにのって」「ぼくのかえりみち」もとても良かったですが、この「ひみつのばしょ」も必見です。
さやちゃんの「ひみつのばしょ」は公園で見つけた茂み。
その中に入って、ちょこんと座り、楽しい空想を繰り広げている「さやちゃん」の目線がとてもイキイキと描かれていて、読んでいてワクワクします。
葉っぱの間から見る公園が別世界に見えたり、羽を休めに来た鳥たちの話が聞こえるようだったり。
「ひみつのばしょ」だからこその“特別”が、絵と文章に鮮やかに表れています。
最後のページ、さやちゃんが「ひみつのばしょ」に動物達を招いてパーティーをする絵を、息子が夢中になって見入っています。
息子にもいつか「ひみつのばしょ」が見つかったらいいな。(*^_^*)
子どもの頃だからこそ見える、楽しめる世界を、遊びの中でこれからめいいっぱい経験していって欲しいなと思った絵本でした。