はじめ,5歳の息子が一人で読み始めていましたが,文章が多くてつかれたのか,怖くなってしまったのか,半分くらい読んだところで「読んで〜」と私に言ってきました.
山にたきぎとりに出かけた男の子,お母さんやおしょうさんの用が済んだら早く帰るんだよという約束を忘れ,ウサギと遊んでいるうちに迷って辺りも暗くなってしまいます.
夢中で山を駆け下りる男の子ですが,会う人会う人すべてがのっぺらぼうです.男の子の感じている恐ろしさと緊迫感が,読んでるこちらまで伝わってきます.
最後のほっとして泣き出す男の子の顔を見て,こちらもほっとしました.
約束は守らなきゃ大変なことになるんだなと息子も思ったようでした.