主人公はインディアンの男の子、レッド・フォックス。お父さんに大きなカヌーを作ってもらい、さかな釣りに出かけます。そこに大きなクマがやってきて、ずうずうしくもレッド・フォックスが釣った魚を食べてしまったばかりか、カヌーに乗り込んでしまいます・・・。
次々にやってくる動物達で、カヌーはぎゅうぎゅうづめになっちゃうのですが、レッド・フォックスの困ったなぁという顔が可愛いです。
ほんとは嫌なのに、ずうずうしい動物達にはっきりダメっていえないんですよね。
でも、どうにかこうにかこの困難を一人で切り抜けることができたレッド・フォックス。
世の中の理不尽さも知って、ちょっと大人になったかな?
幼年童話の範疇に入るサイズの小さな本ですが、挿絵も多くて文章も短いので、絵本感覚で楽しめます。