今回が最終巻で、いよいよ闘蛇(とうだ)王獣(おうじゅう)の関係の秘密が、明かされていきます
ファンタジー物語として読んできましたが、実はエリンとジェシのという母と息子、またはイアルとジェシの父と息子の親子の関係をこれ以上ないという理想的な姿を感じました
責任をとるということは「死」を意味することではないことを、この物語は強く訴えています
最後まで希望を捨てない、勇敢な生き方を示唆するようにも思います
民衆の上に立つものが、本気で変わろうと決めた時、きっと国はいい方向に進むのだと・・・
小学校高学年でも充分楽しめます。ファンタジーの読み物として終わらせたくないのでぜひ大人の方にも読んでいただきたい本でした