シニガミさんのナレーション風にすすむ物語。死にそうなこぶたと食べたくて必死で看病するおおかみ。でもシニガミさんは、どっちも死んでしまうんだよ・・・・とクールに説明。食べる目的で看病するあたりがイメージ通りの悪役おおかみさんだったのに、いつの間にか『元気になってほしい!』と言う優しい気持ちが芽生えた おおかみさんの取った行動は・・・・
自分の命に代えてもこぶた君を助けようとする勇気ある行動でした。読み進める私も、物語を聞くわが子もお話の世界にいやおうなく引き込まれてハラハラ、どきどき。最後のシニガミさんの言葉にほんわかとした心にしてくれる、とても心地よいお話です。