オオカミは食べようと思ったコブタが病気と知って看病し、
命がけで助けようとまでします。
「命にかえてでも生かしたい!」という熱い想いは、
「死ぬ日を決める」のが生業のシニガミさんの心さえ、動かします。
乱暴者の代表格とも言うべきオオカミが、
一生懸命コブタを助ける実はすごくいい奴っていう発見に
親子揃って嬉しがったし、
オオカミとコブタが、
食物連鎖の掟を超えて親友になったことは素直に素敵だと思う。
そんなグッとくる物語なのだが、
ふと心配もしてしまうのだ。
シニガミさんのことを。
結構「命より大事な人」っているもんだ。
みんな、大事にされている。
シニガミさん、転職とか考えているんじゃないか、なんて、
余計な心配だよな・・。