宮西達也さんカラー満載で、難しい話だけに、安心を誘います。
娘は死神の呟きがこわくて仕方なかったらしい。でも読んでいる間は「ひどいことを言うなぁ!」と怒っていました。
そして全部が赤い花なんかない、死神に騙されて死ぬのだと思ったそう。その頃には声も出ないくらい恐れ怒っていたらしい。
私は全体的にう〜ん。オチでさらに納得いかず。とても言いたいことがあるにも関わらず、ボヤけた印象を持ちました。
でも娘のように解するんだ〜と思ったら、あぁならないと受け入れられないのかなとも。
ただの恐ろしい本にならず、これでよかったのかなぁと思いました。恐ろしさも感じて、その向こうにあるものを感じさせるにはこれでよかったと思います。