登場するぼくの妹は障害児なのですが、お父さんとお母さんは妹のことを「イルカの子」と言うそうです。
「イルカの子」なんて素敵な響きなのでしょう。
難しいことは出来ないけど、憎しみや争いなど知らない心のきれいなイルカと同じ。
本当に…ハンデとともに生きている子供(もちろん大人も)はみな、すごくきれいな目をしていますもんね。
本当に、イルカのように。
そんな妹をぼくは守り、逆に妹の美しい心からパワーをもらう。
誰に強制されるでもなく、自然に心から妹への愛が溢れているお兄ちゃん。
家族間だけでなく、世界中が、この兄妹のように、支えあって生きていければいいのに。