こどものとも年少版で配本された絵本ですが、どちらかというとかがくのともに近いかもしれません。
この本を読んであげた頃、我が家には熱帯魚がいたので息子はとても喜んでくれました。
きれいで分かりやすい挿絵で、水草についていた卵から他の生き物も産まれてめだかと一緒に成長していく様子や、卵から産まれためだかが大人になり、また新しい生命が育っていく様子がきちんと描かれています。
淡々と観察するというだけではなく、すいすい泳ぐめだかに向かって、「おーい、めだか、きもちいいかー」と語りかけるなど、楽しさも交えて、相手も生きているということをしっかり意識させてくれるところが素晴らしいです。
自然界に存在する小動物に興味を持ち始めたら、是非読んであげてみて下さい。