動物のこどもたちがみんなであつまって、自分たちが
おおきくなったらどんなふうになるかの自慢をしています。
みんなみんな自分の親が誇らしげ。
でもこぎつねたちは自分がおおきくなったらどんなふうに
なるのか想像がつきません。
おかあさんぼくはおおきくなったらどうなるの?
その問いに対するキツネの両親の答えがとてもとても素敵です。
子育てをしていると、夫婦で子供たちにどんな
大人になって欲しいかを話しあうことがあります。
宇宙飛行士?料理人?世界を飛び回るカメラマン?
政治家?アナウンサー?サッカー選手?
子供の才能をみつけてあげたい。のばしてあげたい。
でも、結局は夫婦でこんな結論にたどり着きます。
「元気にすくすく毎日笑っていられたら、それでいいね」
そんなある日、5歳の息子が幼稚園の七夕かざりのお願いごとに
こんなことを書いていました。
「ぱぱみたいになりたい」
やっぱりこどもにとってお父さんが一番の自慢なんですね。