あまり見かけたことのないこの絵本。ナビで感想を書いている人なんていないだろうと思っていたら、「はなびや」さんが書いていらっしゃいました!!(仲間がいて嬉しいです)
私はこの本との出会いは先日初めて、あこがれの「東京子ども図書館」へ見学に行ったとき、児童書のコーナーに表紙が見えるように立てかけてあって、その表紙絵に魅せられたからなんです。
「巨人のはなし」しかもフィンランドの昔話って、いったんどんなだろう?
わくわくしながら読みました。
絵本の形態はとっていますが、どちらかというと絵童話風というか、昔話に挿絵を入れたという作りになってます。
目次にはたくさんの巨人のお話のタイトル。ここには全部で13個のお話が載っていました。どれもとても短いお話で、さらりと読めます。
こんなにいろいろ巨人のお話があるということは、
フィンランドの人たちにとって、「巨人」というものが、とても身近な生き物だったんですね〜。そもそものモデルはなんだったのでしょう?
訳者後書きの「この絵本のふるさとフィンランド」も、いろいろ知らないことが書かれていて、面白く読ませていただきました。
日本人にはあまりなじみのない遠い国ですが、
たまにはこんな異国の国の素朴な物語に触れてみても、楽しいと思います。
ちなみに、うちの上の子は、海外、特にヨーロッパに興味を持っているので、
私がこの絵本を見つけて家に帰ると「なに!?フィンランドの昔話?」と食いついてきましたが、
絵本の内容よりもむしろ、後書きの内容を楽しそうに読んでいました。