ジョセフが生まれたとき、おじいちゃんが持ってきてくれたのは、
ジョセフのベッドにぴったりの大きさのもうふ。
ジョセフがすくすくと大きくなるたびに、そのもうふは、
仕立屋のおじいちゃんの手でジョセフにぴったりの物に形を変え、
ジョセフと共にときを過ごすのでした。
大きくなるジョセフと、小さくなっていくもうふの対比が面白く、
繰り返されるおかあさんの小言も愉快で、
最後には、もうふとおじいちゃんの思い出をおはなしにしたというくだりで、
ほろっとさせられました。
小学生によみましたが、大人のすてきな余韻に浸れるおはなしです。