図書館から借りてきて、5歳と10歳の娘たちと読みました。
今回のお話は、ルラルさんのお誕生日のお話なんですが…。
ただただお誕生日おめでとう!だけのお話ではなく、
実は私が娘たちを産んでから思っていたことズバリが書かれていて、
なんというか、とてもびっくりした一冊でした。
私は長女を産んでから、自分の誕生日になると
「○○年前の今日この日、母は苦しい思いをして私を産んでくれたんだ。
母に感謝しなきゃ。」
と思うようになっていました。
こんな考えは、出産前には考えたこともなく、
むしろ『誕生日=生まれてきてくれてありがとうの日』だと思っていました。
娘の誕生日にはそう思うのですが、自分の誕生日には母のことを思います。
できるだけきちんと言葉で「ありがとう」を伝える努力もしていますが、
面と向かって親に感謝の気持ちを伝えるのって
結構気恥ずかしかったりするんですよね。
早口でもにゃもにゃっと「ありがとう」って言っちゃったり。
しかしながらこの本を読んだら、母に伝えたいことが
そのままちゃんと素敵なストーリー付きで描かれているではありませんか!!!
これは母にプレゼントするしかないと思いました。
ルラルさんの哲学的な言葉も印象的です。
「みんなもたまにこんなこと思わないかい?
自分はなんのためにうまれてきたのかなってね。
だけどそんなことよくわからないよね。」
大人になってから娘たちがこの本を読んだらどんなことを思うかな。
私のことを優しい気持ちで思い浮かべてくれるかな。
娘たちに、特に感想は聞きませんでしたが、
お誕生日の概念、ちょっと変わったりしたかしら?
いろんなことを考えながら、今度母にこの本をプレゼントしようと思います。
ふんわり甘い、おいしいケーキと一緒に(^^)☆