タイトルから、楽しい雰囲気を想像しましたが、
せつないお話でした。
トキオの前に現れた不思議な男の子フウタ。
トキオとフウタは仲良くなりますが、
次の日、神社へ行くといじめっこ達にとりかこまれる
フウタの姿が…。
トキオは、思わずしらないふりをします。
いじめっこ達に立ち向かう勇気がでないうしろめたさ、
罪滅ぼしのようにフウタの好きなあめ玉を集めるトキオ。
フウタは実は人間ではなかったのですが、もう二度とトキオ
達の前に現れることはなくなってしまいました。
今の子ども達がかかえる大きな問題。
悪いことを悪いと言えない社会。
胸に何かひっかかるような、余韻を残す作品でした。