山男が、町でとてもインパクトのある支那人に勧められた薬を飲んだとたん、六神丸という箱になってしまうというなんとも奇妙で摩訶不思議なお話。ハラハラドキドキとしましたが、春のうららかな陽気にさそわれて、うたた寝をしてしまった夢だったのですね。一見怖そうだけど、どこか憎めない山男のことが心配でしたが、夢で安心しました。
山男に、うさんくさい支那人の絵が迫力があってとてもお話によく合っていました。風景や空の絵は優しい雰囲気の色使いですごく素敵です。
飯野和好さんの絵がお話をより分かりやすく表現していると思うので、比較的小さな子供でも楽しめる作品だと思います。