「ぼく」の日記風に日々の生活が描かれています。
主人公は、アパートに住み、両親とちょっと年の離れた年頃の姉がいる、普通にやんちゃで、成績も普通の、ごく普通の男の子です。「5年生になったら」と言っているので、小学校低学年くらいでしょうか。描かれている生活は、ありふれた日常なのですが、「ぼく」はいつも姉と比較して自分は割を食っていると思っているようです。
「ぼく」はいつも、両親に褒められたい、認められたいと思っているようで、ちょっと皮肉っぽくそれが描かれています。大人が気付かずに発しているちょっとした言葉や行動をいかに子供が敏感に察しているかが描かれています。
子供が読んで面白いかどうかは分かりませんが、親としてどきりとする内容でした。