「タンゲくん」「コッコさん」シリーズあたりで知られる片山 健さんの新作。
一見して、片山さんの作品とわかります。
「いってきまーす」
「とおくへいかないのよ。はやくかえってきてね」
という会話で始まります。
のまどくんは、○○○が好きというフレーズが繰り返されるのですが、あるあると納得のできることばかり。
どれも、子供なら一度は好きになることではないでしょうか。
特に、宝物として何でも集めてしまうこと。
誰にでも経験あることで、最後のお母さんの、
「どこまでいってたの。またそんなもの ひろってきて」
という言葉に、ほのぼのとさせられてしまいました。
お子さん自身が、のまどくんに我が身を投影して聞き入ってしまう作品だと思います。
さりげない1日を描いたものですが、理解し易いと思います。