この本はブタのおばあちゃんと孫娘の心温まるお話です。
年をとったおばあちゃんは、自分の死期を知り身の回りの整理をはじめます。
孫娘と一緒に思い出の場所を目にやきつけて最後ベッドに入ります。また全てをわかっていた孫娘は最後の夜ベッドで抱きしめあって眠りに着きます。
生き物には必ず死が訪れる事、その死を冷静に受け止める事、最後に穏やかに死を迎える事。
大人でもかなり難しい課題です。
上の子は人一倍おばあちゃんっ子なので、読み終えた後涙が止まらず暫く寝付けない様でした。
下の子は4歳ですが、ちゃんと理解していた様でやはり
『ママも死んじゃうの?』と大泣き。
死についての本は『忘れられないおくりもの』や『ずっとだいすきだよ』など読み聞かせましたが、こんなに大泣きしてしまう事はありませんでした。
かなり重い本ですが、その後色々な事を話し合い、とても悲しいけど仕方のない事もあることをわかってくれました。
子供の素直でストレートな心に私も感動してしまいました。