自分の命の終わりを感じたぶたのおばあちゃんとその孫娘の物語。
娘を持ってから、幾度となく自分が死ぬことをイメージしてみましたが
自分が永くないとわかったとき
このおばあちゃんのように潔く身辺整理をできるか・・・。
私にはできないと思いました。
最後の最後に孫娘と抱き合って眠るシーンは
全てを悟っている孫娘の気持ちを考えると、苦しくなります。
でも、最後のページで
思い出の東屋に一人たたずむ孫娘の
すがすがしいような姿を見ると
死ぬというこうことは
死に行く自分でなく
残されるものの気持ちが優先されるべきなのではないかと感じました。
きっと孫は、おばあちゃんに教わった全てのことを糧にして
成長していくのでしょうね・・。