『いかりのギョーザ』が大好きな母が独断で図書館から借りてきました。
本をチラっとみて娘が一言。
「ユウレイの話は怖いから嫌い!」
「ええ〜そんなこと言わないで このゆうれいってね。人をうらやましがるユウレイなんだって!変でしょ〜」と言いながら
読み始めたら娘は随所で大笑い。
苅田さんならではのユーモアたっぷりで子ども心をガッシリです。
「こういうユウレイならOKよ」最後に娘のお許しが出ました。
お金持ちの持ちモノをうらやましがるユウレイじゃなくて
貧乏の人の持ち物をうらやましがるユウレイなんて!
しかも貧乏者からどんどん盗んでいっちゃうなんて
最初はなんてアクドイ!と思ったけれど。
「こんな粗末なものでも うらやましがられると価値があるように見えてくるな」というはっつあんの言葉に
なんとなく「深い!」と思ってしまいました。
さすが苅田さん、ビリっと利かせてあるなあと思いました。