ネリノはまっくろだから、キレイな兄弟の中に入れてもらえない。
ネリノはまっくろだから、闇に溶け込んで兄弟を助けた。
なんだか、切なくなってしまうお話でした。
最後はネリノもみんなと仲良くなって幸せになるのですが、
途中が、生まれつき黒いというだけで
兄弟から仲間はずれにされて、
自分が黒いのがいけないと思い込み、
薬を飲んで自分の色を変えようかと考える。
夜もひとりぽっちで考え込んでいるのです。
悲しすぎる…
でも黒いのは悪いことじゃない。
兄弟は黒いというだけでネリノを仲間はずれにしたことを
間違っていたと気がついたのかな?
助けてくれたから、仲間に入れたのかな?
大人が読むと色々考えさせられます。
子供はどう感じるのかな。
「なかよしになって良かったね」
これだけでなく、なんとなくでもいいので
仲間はずれになったネリノの気持ちを
考えて欲しいなって思いました。
最近なにかと話題になる
”いじめ”問題を思い出させる絵本でした。