タイトルをぱっと見たときには、科学絵本かと思いました。
が。表紙見返しの言葉によると「じっさいにおこった(かもしれない)できごと」なんですって(笑)。
画面いっぱいに豪快に描かれた熱気球。
初めての熱気球の実験に乗り込んだのは、勇敢な三人組・・・
アヒルとヒツジとオンドリでした!!
(この部分は実話だそうですよ)
この本の特徴は、ここからなんです。
この三人組(3匹組?)が、熱気球が再び着陸するまでの間に起こったいろんな出来事が描かれているのですが。
文章はないのです。絵と、簡単な擬音のみ。
いろんな面白いハプニングが起きるのですが、それは絵を見ながら読者が想像しなければなりません。
でも、表情豊かな三人組の様子はとても楽しいです♪
一番最後には、熱気球を初めて飛ばしたフランスのモンゴルフィエ兄弟の実験についての、本当の年表も載っています。
読み聞かせには向きませんが、子どもと一緒に想像力を働かせてみると楽しいですよ。