シンプルに鮮やかに描かれたスイカに目を奪われます。
小さなアリさんたちが、大きなスイカを何とかして巣に運ぼうとする姿に、2歳の子どもも思わず力が入るようでした。
途中から、突然読んでいた私の身体をぐいぐいを引っ張って、アリさんと一緒にスイカを運んでいるつもりだったようです。
5歳のお姉ちゃんも、途中から思わず応援。巣がスイカでいっぱいになるところでは「ぎゃ〜スイカだらけだよ!大丈夫なの?」と笑ったり、おなかが膨れて横になっているアリさんを見て笑ったり。
最後に皮をウォーターシュートにして遊んでいる場面では、自分たちもアリさんになったように良い笑顔で、絵本をなぞって滑っている気分を味わっていました。
ちょうど夏休みに、とっても大きな甘いスイカを食べた娘たちは、スイカの味を思い出しながら読むことができて、ちょうどよかったと思います。
夏にぴったりの一冊です。