「ダンボ」や「みにくいアヒルの子」のようなお話ですね。
みんなにいじめられていた者が、
思ってもいなかった素晴らしい姿を見せて、
みんなに認められる・みんなを見返す・・・。
でも、いじめる側の心情を描くのは珍しいですよね。
とても興味深く読みました。
チビガラスのつきへ向かった勇気。
言い出せなかった、いじめを止める勇気。
行間を読むべきかもしれませんが、
語り部以外のカラスにも
「いじめたことを謝る勇気」
を見せて欲しかったなぁと思いました。
チビガラスは仲間に認めてもらえるだけで嬉しくて、
許せてしまうのでしょうけれど。
良いお話なのだけれど、何かひっかかってしまう、
この読後感は「にじいろのさかな」のようでした。
マーカス・フィスターさんと私、
相性が悪いのかもしれません;