ついさきほど、全頁立ち読みで読みました。
ヨルダン王妃の実話というのですが、
お話の内容としては、よくあるお話。
リリーとサルマは大の仲良しですが、
二人はいつもそれぞれが
「毎日同じサンドイッチ」を持ってきています。
リリーは「ジャムとピーナッツバターのサンドウィッチ」
サルマは「フムスのサンドウィッチ」
さっき調べてみたら、「フムス」とは
ゆでたヒヨコマメにニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁、塩を加えてすりつぶしたペースト状の料理だそうです。
これをパンに塗ったり、ベーグルにはさんで食べたりする
地中海、中近東の料理なのでそうです。
なるほど、ヨルダンってアラビア半島の根元にある国だから
普通に食べてるんでしょうね。
リリーもサルマもお互いのサンドウィッチを
「まずそう」「こんなの食べてかわいそう」と思ってました。
そして、ある日リリーがサルマに「あなたの、まずそうだわ」と
言ってしまったことから事件が始まります。
食べたことがないのに、「まずそう」
自分とは違うものに対して、「変だ」「おかしい」と言う。
よくあることです。違うから「ダメだ」では
何も始まりません。
それをリリーとサルマの「食べ物」という形で
教えてくれる。これなら、子供にもわかりやすいですね。
金子みすずさんの詩にもありますが、
「みんなちがって、みんないい」
あ、コレもありだよね♪となると、いいですね。