7番地のお話は、腕のいい車の修理工、レトロのお話です。
レトロは、助けを求める手紙を受け取り、差出人のところに向かいます。するとそこで、ぼろ車のヘンリーを押し付けられ、さらに事件に巻き込まれることになってしまうのです。とても大変!でも、ついにはお宝が見つかり、泥棒はつかまります。
事件を解決に導いたのは、なんと、ぼろ車のヘンリーでした。ヘンリーのドアが、ひとりでに開いたり、ヘンリーが自分でバックして悪者の尻尾をタイヤで踏んだり、クラクションが大きな音をたてたり・・。大事に使われてきたものは、たとえ、「モノ」でも「こころ」を持つんだな〜と感じられたお話でした。
そして、車のヘンリーは使えるように修理されてピカピカになって、チュウチュウ通りのみんなの車になります。とっても役にたってくれているのですよ!もとの持ち主のロージーさんもどんなに喜んでいることでしょうか。良かったです。
レトロは優しいですね。見知らぬ人からの手紙に反応して、助けに行くのですから・・。「バラのにおいがするピンクの手紙」から「こまっている美しいネズミ」を連想して行った感はありますけどね・・・(笑)