『おれたち、ともだち!』シリーズの第六弾です。
3歳と8歳の娘たちと読みました。
キツネが初めてオオカミの家に泊まりに来た夜のこと。
楽しくって目が冴えちゃって、眠れないキツネにオオカミが海のお話をしてくれます。
まだ海に行ったことのないキツネは、オオカミの話に大興奮!
オオカミもつい、クマの十倍はあったカジキを釣った!なんて言ってしまいます。
そして次の朝一番で海に向かいますが、
大漁のキツネとは対照的に、オオカミは小魚一匹釣れません。
だんだんイライラも積もり、最後の賭けに出たオオカミのさおに、
遂にとんでもない大物が・・・?!
大好きなキツネにいいとこを見せたくて、つい見栄&意地をはってしまったオオカミ。
でも、そんなオオカミを優しくキツネが包みます。
しょんぼりして、カトンボより小さな声で謝ったオオカミに
キツネが言った「ありがとう!」に感動しました。
オオカミと一緒に、本を読んでいた私の声も詰まってしまいました。
友達っていいですね(^^)。
子供たちは、つながりダコに大喜びでした!(^^)♪
そして楽しそうに歌って踊るふたりを見て、ニコニコしていました。
どんどん友情が深まっていくふたり。
これからがますます楽しみになりました。
海に行く準備をしているシーンも、海での情景も、
全ページがとても細かくて美しくて楽しいのですが、
私が一番好きだなぁ、と思ったシーンは最初のオオカミの部屋です。
お皿に山盛りになっているお肉の骨に、
三本もつながっているグラスのストロー!
そして帽子の箱かと思うくらい大きなバニラアイスクリームの空箱!!
初めてのお泊り、よっぽど楽しかったんでしょうね〜(^^)♪
ふたりがゲラゲラ笑いながら楽しく過ごしたのが目に浮かびました。
まっすぐなところも、意地っ張りなところも
全部まとめて、まるごと好きな仲良しのともだち!
こんな風に分かり合える友達っていいですね。
娘たちにも、こんな親友ができることを願いつつ、
キツネとオオカミの友情も、いつまでもいつまでも続きますように!