教育的要素のある本は難しいですよね。
メッセージ色が強すぎて硬い印象になってしまったり、面白おかしくするためにメッセージが伝わりにくかったり。
この本はとてもバランスがよく、オススメ!
捨てられた自転車、ピカピカの運命やいかに?
というドキドキの冒険物語ですが、これは半分以上本当の話。
日本で廃棄された資源が、アフリカへの支援物資としてりっぱに役立っていることを自転車の視点で(!?)描いているのです。
リアルな現実を伝えつつも、面白い。
力強くて、温かい。
作者のたばたせいいちさんが実際にアフリカ取材を重ねられた賜物でしょう。
とてもすてきな絵本だと思います。
子供も食い入るように、見ていましたよ。