この絵本、見開き2ページにわたってお弁当の絵がじゃーんと出てきます。
本を開いたと同時に、お弁当のふたを開けた感じ。
中身は、のりごはん、卵焼き、からあげ、グラタン、トマト。
男の子が1つずつおかずを食べていって、ページをめくるたびに、おかずが少しずつ少なくなっていく。
でも、ただ減っていくだけじゃない。
となりの女の子が、「ミーとボールとからあげ交換しよう。」って言って、おかずが入れ替わったりもする。
なんだか、読んでいると、一緒に食べている気分になる。
男の子が、お弁当をきれいに全部食べて、ごちそうさままで、男の子の顔は出てこない。最後までお弁当の絵だけなんです。
それなのに、最後まで、楽しく読める本。
うちの子、ここを読んだ瞬間、目を輝かして言いました。「これとおんなじお弁当にして〜。」って。