ババールシリーズの4作目では、いよいよ子どもが誕生します。
生まれる前のそわそわ感、祝砲に慌てて帰宅する疾走感、
そして穏やかなご対面。
出産前後の一騒動が全て描かれていて、親子で読めば思い出のアルバムと言ったところでしょうか。
生まれてきたのは一姫二太郎、フローラ、ポム、アレクサンドル。
子育ての様子がよくわかります。
お決まりの騒動だって盛りだくさん。
一気に読ませてしまいますね。
でもやっぱりラストが秀逸です。
子育ては大変だと言いつつ、苦労するだけのことはある、
あの子たちのいない暮らしなんて考えられない、とのババールの言葉。
親子ともどもジーンでしょ?
ただね、母乳育児の観点からは哺乳瓶礼賛はNG、
蜂蜜は乳児に与えてはだめですよ。