雷はなぜおへそが大好きなのでしょうか。この絵本はそんな雷のお話し。絵本も横開きではなく縦向きで読むんです。
ある日かみなりは雨を降らせ「ぴかぴか どろどろどろん どすん」と村へ降りてきました。そして、村人や牛のおへそをとって行きました。今度はお寺の上にくろくもが来ました。和尚さんは考えてお寺の五重塔の上にヤリを刺しておきました。すると、雷が降りてくるとそのヤリにパンツがひっかかってちゅうぶらりんになりました。和尚さんが雷に「なぜおへそを盗むのか」と聞くとおへそがないと雨を降らすことができないとか・・・。和尚さんは村人におもちで「へそもち」を作らせ雷に持たせました。それからというもの雷は家の屋根にヤリが刺さっているところには二度と降りてこなかったそうです。