兄妹で全く趣味が違う、今度は長男が選んで借りてきた本です。
絵も全然かわいくないし、字も多いし、開いた時は、私も長女もげ〜っとひいてしまったのですが、読み始めるとかなりおもしろい。お話にどんどん引き込まれてしまいます。
たのきゅうという、芝居の役者が、病気のお母さんを見舞うため、村へ帰る途中、山道でうわばみに出くわします。
「役者とは何をするものだ?」と尋ねられ、姿をかえるのが仕事だと答えると、その場でさむらいになったり、娘になったり、ひょっとこになったりさせられます。が、うわばみは大喜びで通してくれます。
うわばみが、たばこのやにが苦手なことを聞いたたのきゅうは、村の仲間に教え、うわばみ退治に出かけます。
せっかく通してくれたのに、何も退治しなくても・・・とは思いますが、うわばみの最後の勘違いが笑え、結果的にはめでたしめでたし(うわばみも死んだわけではなさそう)なので、五つ星にしました。
5才くらい〜小学生の子ども達に、ぜひ読んであげてください。