クーくんは、砂場で大事なものをなくしてしまい、お母さんに「ただいま」が言えません。大人でも大事なものをなくしたらショックですよね。家族はそんなくーくんを優しく見守っています。おばあちゃんがだっこしてくれるのが、とても温かい感じていいです。
この絵本ではなくしたものが戻って来ますが、実際にはなくしたものはそのまま、子どもがどう気持ちを切り替えてくれるかです。くーくんの家ではなくしたものを「まあいいか」とか「あきらめなさい」なんて言わないところがいいです。子どもも大人も「あるあるこんなこと」と共感して読めるのではないでしょうか