出産祝いに親友からもらった「子どもがはじめてであう絵本1」の中の一冊です。その中でも私はこの本が一番好きです。
うさこちゃんとお父さんが動物園に行って沢山の動物を見るお話なのですが,まず,一番に出てきたオウムの色合いの美しさにこの本のとりこになりました。その後も色鮮やかな動物たちが読者を楽しませてくれます。
何度も読むにつれ,最近ではなぜか動物の絵以上にうさこちゃんとお父さんが電車に乗っているページに惹かれます。電車の窓からのぞくアングルの絵もすばらしいのですが,それ以上に「そこでふたりはきしゃにのり−大きなほんとのきしゃにのり−」というリズミカルなフレーズに魅力を感じます。動物園までの道のりのウキウキ気分を象徴しているかのように耳に心地よく聞こえます。
私は,うさこちゃんはウサギだから,女の子向けの絵本と勝手に思っていたのですが,男の子の大好きな電車や象もでてくるので,どのお子さんも楽しめる本だと思います。