色んな意味で「びっくり」なストーリー展開でした。
まずは、2足歩行のカエルにビックリ!斬新です(笑)
そして、好奇心旺盛なカエルのジェシカが持ってきた物を
「にわとりのたまご」だと言い切る、マリリン。
ところが、卵から生まれてきたものは、ワニ!?
「きゃ〜!にわとりじゃなくて、ワニだったのね!」という
展開なのかと思ったら、
「おもった とおりよ! にわとりよ!」
「にわとり なのね!」
と叫ぶカエルたち。えええ〜!?間違えに気付いてない!?
どうやら、知ったかぶりのカエルさん達だったようで、
意外な展開に笑わせてもらいました。
最終的には、「にわとり」は、母さんワニのところへ帰される
のですが、その後のカエル達のやりとりも最高でした。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざが
ありますが、知らないこと、わからないことを素直に口にせず、
知ったかぶりで乗り切ろうとしたことが、そもそもの勘違いの
始まりだったように思います。
それともこのカエルさん達、意外とプライドが高いのかしら?
知ったかぶりは恥をかくということをおもしろおかしく表現
した素敵な一冊だと思います。