毎回お騒がせのジョージ君、今回は動物園に行きます。係りのおじさんがアザラシたちに餌をやっているのをみたジョージ君、自分もやって見たいと思い、様々な動物にお菓子のピーナッツを投げてやります。もちろんこれはいけないことでかかりのおじさんに注意されます。「動物たちに勝手に食べ物をやってはいけないんだよ。悪い食べ物で、病気になることもあるからね。」ガックリしたジョージ君、そこへ逃げ回っていたオウムがジョージ君のピーナッツめがけて飛んできます。オウムは無事に元の場所へと戻り、ジョージ君は網の修理もして大活躍するのでした。
実際、地方の動物園で勝手に人間の食べるお菓子を動物たちに投げ入れる人が多いのが気に掛かっていました。その辺の鳩やすずめなどに落っことしてしまったポップコーンや米粒をあげるのはかまわないでしょうが、小学生だった頃、熊やおサルにポテトチップスや飴玉等を投げ入れる人がいて子供心に閉口したことがあります。幼い子供が喜んだり、動物たちの仕草が可愛いのは分かるのですがマナーは守って欲しいです。園によってはきちんとその動物の餌を買ってあげる所もあるのですが。是非、この本を動物園に行く前に親子で読んで欲しいです。