私が小さい頃のお気に入りのひとつだった本です。
その頃は、今よりもペットとしての「マウス(=はつかねずみ?)」の存在がポピュラーだったように思います。
「ちいさなねずみがいえをさがす」というストーリーの写真絵本ですが、デフォルメされた「かわいいもの」があふれている現在の世の中で、「ねずみの写真」が、お子さんやおとうさん・おかあさんに、どううけとめられるのかな…と、少し心配になったりします(ねずみのしっぽが生理的に苦手という人が多いようですし)。
ただ、写真なので、火花は本当に「熱そう!」、わたぼこりは「きたないなぁ」、ねこは「こわい(ねずみの立場から見てですが)」というのがリアルに伝わってきます。
最終的に落ち着いた「いえ」にそのままずっと暮らせるのかな?と、子供の頃は少し心配していました(大人になってから知ったのですが、続編が2冊出ています)。
たまには、ねずみの視点から世界をながめてみてはいかがでしょうか。