ピンというあひるの子供のお話です。
ピンは揚子江の水の上にうかぶ
「かしこい目」という船に住んでいます。
たくさんのあひると住んでいて
朝になると船から岸にかけられた
小さな橋を渡って岸辺におりたちます。
夕方になると船の主人の呼び声が聞こえ
あひるたちは船に戻ってきます。
この時最後の一羽になると
お尻をむちで叩かれます。
ある日最後になってしまって
叩かれるのが嫌で戻りませんでした。
そこからが冒険の始まりです。
人間に食べられてしまうんじゃないかと
心配する場面があるんですが
ここはもう本当にヒヤヒヤします。
無事に家族の元に帰れるか
最後まで不安でした。
中国が舞台のお話です。